女性は誰でも綺麗になりたいと思いますが、さすがにここまではね・・・。

美容大国として有名な韓国を舞台にしたことで、整形の闇についての描写に説得力をもたせることに成功している作品だと思います。
また、周りから今のままできれいと言われても「ほかに直すべき場所がまだあるのではないか?」、「放っておいたらすぐに昔の醜い自分に戻ってしまうのではないか?」と、焦燥感に駆られる主人公の姿に、わかっていてもやめられないことへの恐怖を感じ、同時に「自分だったらどうするだろう」と思いました。
ただ、後半のスリラー的な展開は、蛇足だったように感じます。
そもそも、黒幕の目的が他人の美しい体の一部を奪うことなら、主人公に整形水でいい思いをさせるくだりが必要ないと思いました。
美を求め過ぎ、殺人鬼となってしまった黒幕の話を入れることで、ストーリーの整合性がとれなくなっていました。
それなら、最初から整形水にはまった主人公が、破滅するまでの過程を丁寧に描いたほうが、内容としては引き締まったと思います。
まとめると、一つ一つの素材は良質だが、1本のストーリーとして見ると、粗が目立つ作品だと感じました。
ただ、整形を題材のアニメ映画は貴重なので「一風変わったアニメ映画が観たい。」、「美容大国の雰囲気を感じたい。」という方にはおすすめです。
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